//板橋警察署で男性暴行死 留置場で相部屋の男に顔を踏みつけられ男性死亡

板橋警察署で男性暴行死 留置場で相部屋の男に顔を踏みつけられ男性死亡

東京都板橋区にある「警視庁板橋警察署」署内にある留置場で、自称会社員の46歳の男性が同じ部屋の住所不定・無職の32歳の男に顔面を踏み付けられるなど暴行を受け、搬送先の病院で死亡していたことが明らかとなりました。警察は32歳の男を傷害容疑で現行犯逮捕していましたが、男性が死亡したことを受け、傷害致死容疑を視野に捜査を行なっています。

警察署の留置場内で男性が暴行を受けた後に死亡したこの事件は9月4日午後、東京都板橋区の警視庁板橋警察署内にある留置場で、32歳の男が同じ部屋にいた46歳の男性の顔を数回踏み付けるなどして重傷を負わせ、傷害容疑で現行犯逮捕された事件。

暴行を受けた男性は病院へ搬送され、脳挫傷など3カ月の重傷で入院していましたが、事件から20日後の24日午後、搬送先の病院で多臓器不全で死亡が確認されました。

死亡した男性の顔を数回踏み付けた32歳の男は知人の車を壊した器物損壊容疑で8月20日に逮捕・起訴されていました。精神的に不安定な状態で鑑定留置されていましたが、拘留前に行なわれた医師の健康診断を受けており、ほかの容疑者と相部屋にしても問題はないと判断していたという。

発見当時、死亡した男性の顔を踏み付けた状態で警察官に発見され、傷害容疑で現行犯逮捕されていますが、今後、傷害致死容疑への切り替えも視野に捜査が進められています。

逮捕された男は警察の調べに対して「自分がどのように蹴ったりしたのかは思い出せません」などと話しており、精神科への通院歴があることなどから、男性を死なせた容疑について責任能力の有無についても慎重に調べを進めているということです。

また、留置場の相部屋で生活をしていた2人に関して、これまでに言い争いなどのトラブルはなかったということで、動機に関しては不明となっています。