東京都千代田区霞が関にある「裁判所合同庁舎」6階の北側男子トイレで今年1月、東京弁護士会所属の弁護士・西山寛容疑者がトイレ個室内のトイレットペーパーとホルダーに火を付けた疑いで逮捕される事件が起きました。警察は西山寛容疑者を威力業務妨害と器物損壊容疑で逮捕し犯行当時の状況や事件の経緯について詳しく調べています。
逮捕された西山寛容疑者は事件当時、担当する民事裁判のために裁判所を訪れており、防犯カメラ映像から犯行を特定。「タバコを吸ったが火は付けていない」と供述しています。
以下、裁判所内の個室トイレに火を付けた疑いで現職の弁護士が逮捕された事件に関する詳細情報です。
裁判所内のトイレで火を付けた疑い、東京弁護士会所属の弁護士・西山寛容疑者を逮捕
東京・霞ヶ関の裁判所のトイレの中で火を付けた疑いで現職の弁護士が逮捕されたこの事件は2017年1月、東京都千代田区霞が関にある東京地方裁判所や東京高等裁判所などが入っている建物の6階にある男性用トイレの中で備え付けられていたトイレットペーパーを燃やすなどした疑いで横浜市戸塚区在住の弁護士・西山寛(にしやまひろし)容疑者(34)が逮捕された事件です。
西山寛容疑者の逮捕容疑は今年1月24日午後1時頃、東京都千代田区霞が関の裁判所合同庁舎の6階北側男子トイレの個室内でトイレットペーパーとホルダーに火を付けて燃やし、警備を強化させるなど裁判所の業務を妨害したとして、威力業務妨害と器物損壊の疑いがもたれている。
西山寛容疑者は担当する民事裁判のために来庁しており、トイレの入口付近に設置されていた防犯カメラ映像から犯行を特定。個室内にタバコを吸った形跡は見つかっておらず、出火した火は清掃員が気付いて消し止めていました。
警察の調べに対して、西山寛容疑者は「トイレの中でタバコを吸ったが、火は付けていない」と容疑を否認する供述をしており、警察は追及する方針を固めている。
これまでに放火事件としての捜査ではなく、威力業務妨害と器物損壊容疑で捜査されています。
(移送される弁護士・西山寛容疑者の姿)