松江市の沖合海上でカニ漁船「大福丸」が転覆、1人死亡8人が行方不明で捜索続く

松江市の沖合海上でカニ漁船「大福丸」が転覆、1人死亡8人が行方不明で捜索続く

島根県松江市・美保関灯台の沖合の海で12月14日午前5時20分頃、鳥取県岩美町の田後漁協に所属する底引き網漁船「大福丸」が転覆する事故があり、沖島保司船長ら乗組員9人が行方不明になりました。その後、坂本孝裕さんが救助されましたが死亡しました。他の8人は依然として行方不明になっており、巡視船とヘリコプターによる捜索が続いています。

転覆した大福丸は今月8日からズワイガニ漁に出ており、エンジントラブル(機関トラブル)のため曳航され港に戻る途中でした。現場の島根県松江市・美保関灯台沖合の海上は当時、17メートルの強風で4メートル以上の波があったということです。また、松江市の才港の西側にある岩場では大福丸の船内から流れたとみられる救命胴衣などが流れ着いています。

ズワイガニ漁は先月6日に解禁されており、今の時期は稼ぎ時で鳥取県岩美町の田後漁協がある鳥取県内では大福丸を含めた25隻がカニ漁を行っていたということです。

※最終更新:12/16(金)00:15

カニ漁船「大福丸」が曳航中に転覆、8人が行方不明に

転覆し乗組員が行方不明になっているカニ底引き網漁船「大福丸」(76トン・鳥取県岩美町の田後漁協所属)は、先月解禁されたズワイガニ漁を行うため、12月8日夜に出港していました。漁協によると、漁協所属の9隻の底引き網船のうち最も古い船体だという。浸水などでエンジントラブルを起こし、僚船の「第二共福丸」に曳航され、港に戻る途中で転覆したという。

大福丸が転覆したのは14日午前5時20分頃。場所は島根県松江市の美保関灯台の沖合で港まで約1.6キロの海上でした。この転覆で大福丸の沖島保司船長ら乗組員9人全員が海に投げ出され、坂本孝裕さんが現場付近の海域で救助されましたが、病院で死亡が確認されました。

現在、巡視船7隻とヘリコプター3機が捜索を行うほか、漁協に所属する「第二共福丸」と「宝生丸」が付近の海上を捜索しているが、松江市の沖合海上は4メートル以上の白波が立つなど、これ以上は捜索船の数を増やせない状況が続いているという。

また、松江市「才港」の西側にある岩場で大福丸のものと見られる救命いかだが流れ着いているのが見つかりましたが、乗っている人はいなかったということです。

転覆した大福丸は11月6日に解禁されたズワイガニ漁に出ており、今は年末年始に向けて需要が高まるカニ漁船にとってはまさに「書き入れ時」とのこと。このズワイガニ漁は3月下旬頃まで続くということで、鳥取県内では現在、大福丸を含めた25隻が漁を行っていました。

島根県松江市の沖合で転覆した底引き網漁船「大福丸」
(島根県松江市の沖合で転覆した「大福丸」)

現場海域で沈没した大福丸の船体を発見、新たに2人を発見

島根県松江市・美保関灯台沖合の海で14日に沈没した大福丸の捜索が12月15日午前から行われ、捜索に特殊救難隊や潜水士17人を投入し潜水捜索を実施しました。その結果、美保関灯台の北西約1.8キロ、転覆現場から約500メートル離れた水深45メートルの海底で横倒しになった状態で見つかりました。船内を捜索したところ、沈没した大福丸の船内から2人が意識のない状態で見つかり、ヘリコプターで鳥取県境港市にある海上保安本部の基地に搬送されました。

このうち1人は機関長の吉田靖さん(59)と確認されましたが、もう1人の身元がわかっておらず特定を急いでいる。その後、大福丸の船長・沖島保司さんも発見されましたが、いずれも死亡していたという。

現場海域で沈没した大福丸
(現場海域で沈没した大福丸)

乗組員9人の名前が発表

鳥取県の境海上保安部によると、転覆した大福丸の乗組員は男性9人ということで、12月14日午前に見つかった遺体の身元は大福丸で甲板員を務めていた坂本孝裕さん(54)と明らかになりました。同日午後3時現在も行方が分かっていない乗組員8人は以下の通りです。

・鳥取県岩美町在住:沖島保司船長(53)
・吉田靖機関長(59)
・吉本憲治甲板員(59)
・木下浩機関員(39)
・インドネシア国籍:ウィヤント甲板員(21)
・鳥取市在住:杉浦正樹甲板員(28)
・兵庫県新温泉町在住:阪本誠機関員(36)
・島根県出雲市在住:檜木賢一甲板員(45)の合わせて8人。現在も捜索が続けられています。

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