多治見市の爆発物騒ぎで押収された白い粉末は過酸化アセトン(TATP)と判明:長江陽満容疑者が自作爆弾を製造

多治見市の爆発物騒ぎで押収された白い粉末は過酸化アセトン(TATP)と判明:長江陽満容疑者が自作爆弾を製造

12月1日、岐阜県多治見市笠原町で起きた爆発物騒ぎで、回収された白い粉末は「過酸化アセトン」(TATP)という強い爆発力を持った化合物だったということが3日、判明しました。長江陽満(ながえあきみつ)容疑者宅から発見されたプラスチック製の容器2つの中に過酸化アセトンが入っていたということです。

警察が窃盗容疑で逮捕されている長江陽満容疑者を爆発物取締罰則違反の疑いでも捜査しており、自作爆弾の製造目的などを追求する方針です。

この多治見市笠原町の爆発物騒ぎによって、半径200メートルに住む住民約120人が約6時間にわたり消防署などに避難しており、多くの住民の生活に影響を与えています。

岐阜県多治見市笠原町で爆発物?不審物が見つかり公民館で爆発物処理班が対応:長江陽満容疑者を逮捕

2016.12.01

押収された白い粉末の正体は「過酸化アセトン」(TATP)と判明

今月1日、岐阜県多治見市笠原町の長江陽満容疑者(窃盗容疑で逮捕)の自宅から、白い粉末の入った卵形のプラスチック製の容器2つが見つかり、長江陽満容疑者が「中身は爆発物でアセトンだ」と話したため、この爆発物を近くの音羽区公民館の駐車場に移動させ、県警の爆発物処理班が出動して対応にあたりました。

警察が白い粉を回収し中身の特定・鑑定を行っていましたが、3日になってこの粉が「過酸化アセトン(TATP)」だったと判明しました。過酸化アセトンは引火しやすい有機溶剤のアセトンなどで作ったとみられる強い爆発力を持つ化合物で僅かな衝撃や火花で爆発するという。製造方法はインターネットにも掲載されており、マニキュア除光液の主成分に使われるアセトンや硫酸などを混ぜて製造するということです。

長江容疑者もネット情報を参考にしながら爆弾を作ったと供述しており、県警は爆発物取締罰則違反の疑いでも捜査を進め再逮捕する方針。

長江陽満容疑者が爆発物を製造した目的は?

過酸化アセトンを用いた爆弾は比較的簡単に作れてしまうということですが、長江陽満容疑者が自作の爆弾を作った理由については明らかになっていません。警察も製造目的を追求していますが、長江容疑者は岐阜県土岐市のゴルフ場に侵入し700万円近い現金を盗んだ疑いで逮捕されている容疑者です。自作した爆弾は何らかの犯罪に使う目的で製造した可能性が高い。

長江容疑者の自宅を捜索したものの、爆弾を作る際に使用した薬剤や調合に必要な器材は見つからなかったということです。

岐阜県多治見市の爆発物騒動、粉末は過酸化アセトンと判明…Twitterの声

多治見市の爆発物騒ぎで押収された白い粉末は過酸化アセトン(TATP)と判明:長江陽満容疑者が自作爆弾を製造