//元保育士 角田悠輔容疑者逮捕=平塚市の認可外保育所「ちびっこBOY」で出縄望翔君に暴行を加え殺害した傷害致死容疑

元保育士 角田悠輔容疑者逮捕=平塚市の認可外保育所「ちびっこBOY」で出縄望翔君に暴行を加え殺害した傷害致死容疑

昨年12月、神奈川県平塚市の認可外保育所「ちびっこBOY」で生後4カ月の男児・出縄望翔(いでなわ りんと)くんに暴行を加え、脳挫滅で死亡させた疑いで、当時勤務していた元保育士・角田悠輔(つのだ ゆうすけ)容疑者を傷害致死容疑で逮捕した。警察の調べに対し「やっていない」と容疑を否認する供述をしている。

出縄望翔くんの死因は脳挫滅で、人の手が加わらないとできないほどのダメージがあり頭蓋骨が折れていたという。また、この事件では保育所の経営者・林哲也容疑者(49)が角田容疑者が使っていたパソコンを壊したとして、証拠隠滅の疑いで逮捕されている。

神奈川県の基準では、常時2人以上で保育にあたることを求めていたが、ちびっこBOYでは深夜の時間帯では1人の保育士が子供の面倒を見ていたという。これらのことから、これまでに6回に渡って行政指導を受けていたうえに、神奈川県は児童福祉法に基づく改善勧告も事件前に2回出していたという。

事件発生当時の状況、逮捕容疑は?

角田悠輔容疑者の逮捕容疑は、昨年2015年12月6日、神奈川県平塚市にある認可外保育所「ちびっこBOY」で、生後4カ月の出縄望翔(いでなわ りんと)君の頭部に暴行を加え、脳挫滅で死亡させた、傷害致死の疑いがもたれている。

県警の発表では、12月6日の午前4時頃、角田容疑者から「子供が息をしていない」と消防に通報があり事件が発覚。通報を受けた消防が駆け付けた時には心肺停止の状態で病院に搬送され、約6時間後に死亡が確認されていた。

事件当時、死亡した出縄望翔くんを含めて23人の子供が預けられていたが、夜勤職員は角田容疑者1人で23人の子供を見ていたことがわかっている。

認可外保育施設「ちびっこBOY」とは?

当時4カ月だった出縄望翔(いでなわ りんと)くんが施設内で殺害されたとみられる無認可保育施設「ちびっこBOY」では、ベビーホテルと呼ばれる宿泊を伴う24時間営業の認可外保育施設。

事件直後に神奈川県が立ち入り調査を行ったところ、事件当時、施設内には傷害致死容疑で逮捕された角田悠輔容疑者しか職員がいなかったことがことが判明しており、常時2人以上のスタッフを置くよう定めた県の基準に違反していた。これまでに6回に渡って行政指導を受けていたうえに、神奈川県は児童福祉法に基づく改善勧告も事件前に2回出していたという。

一方で24時間営業の保育所ということもあり、今年6月の時点では18人の子供が利用しており、主に母子家庭の子供が利用していたことが明らかになっています。

託児所経営者の林哲也容疑者も逮捕

警察は託児所を経営していた林哲也容疑者=平塚市御殿1=(49)も証拠隠滅の疑いで逮捕しています。逮捕容疑は、角田悠輔容疑者が使用していたパソコン内に子供の裸の写真が残っていることを知りながら壊した証拠隠滅の疑いがもたれています。

逮捕された林哲也容疑者は警察の調べに対し「怒ってパソコンを壊した」と話す一方で、逮捕容疑については否認しているという。

事件現場「ちびっこBOY」の場所と周辺の地図

この事件は、神奈川県平塚市宮ノ前5-2サイトウビル3階にある認可外保育所「ちびっこBOY」で起きました。

(ちびっこBOYの入り口)

(ちびっこBOYの案内パンフレット)

神奈川県平塚市の男児死亡事件で角田悠輔容疑者が逮捕…Twitterの反応

逮捕された角田悠輔容疑者は事件後、テレビのインタビューに応じ、保育士になった理由を「物心ついた時から子供が好きで素敵な仕事だと思った」「それで保育士を目指した」などと話していました。
角田容疑者は逮捕容疑を否認しているが、事件当時の状況などから、警察が逮捕に踏み切った形となりました。