アメリカ南部テキサス州サンタフェの高校で銃乱射事件発生。生徒ら10人が死亡、10人が負傷。在校の男子生徒(17)を拘束。

テキサス州サンタフェの高校で銃乱射事件・生徒9人と教師1人死亡

5月18日午前8時(日本時間同午後10時)前、アメリカ・テキサス州サンタフェのサンタフェ高校で銃の乱射事件があり、生徒ら10人が死亡、10人が負傷しました。
死亡したのは、生徒9人と教師1人の計10人。
負傷者10人の内には、警察官も1人含まれています。
警察は容疑者の男子生徒(17)を拘束。
ハリス郡の保安官は記者会見で、
「容疑者の男1人を逮捕し、関係が疑われる別の1人に話を聞いている」
と述べ、2人とも同校の生徒だということです。
事件が発生したのは、始業時間の直前であったことを明らかにしています。
地元警察などによると、校内や周辺からパイプ爆弾など、複数の爆発物も見つかっています。
事件が起きたサンタフェは、ヒューストンから南東に50キロほど離れた人口1万余りの小都市です。

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テキサス州サンタフェの高校で銃乱射事件・殺すために生まれた?

容疑者は「殺すために生まれた」と書かれたTシャツの写真をSNS上に投稿していたことが注目を集めています。
知事の発表では、容疑者は父親が所有していた散弾銃と拳銃を、校内に持ち込み犯行に及んだということです。
生徒の証言では、
「銃を持った犯人が教室に入ってきた。散弾銃のように見えた」
「火災報知機が鳴り、避難しているところで銃声が聞こえた」
と伝えられています。
警察は校内や学校周辺で爆発物を複数発見していることから、事件との関連を調べるとともに、動機や犯行に至る経緯を調べています。

テキサス州サンタフェの高校で銃乱射事件・米国内では今年22件目の学内発砲事件

今月11日も、ロサンゼルス郊外の高校で、男子生徒(14)が元同級生の男子生徒(15)に発砲する事件があったほか、米国国内では今年に入ってすでに22件の学校内での発砲事件が起きています。
2月14日に発生したこの事件は、特に傷ましいものでした。
アメリカ・フロリダ州の高校で銃乱射事件が発生、生徒ら17人が死亡。元生徒を拘束。
この事件をきっかけに、フロリダ州で銃を購入できる年齢を18歳から21歳に引き上げる法律ができるなど、一部で銃規制強化が進みました。
「全米ライフル協会」(NRA)は規制強化に強硬に反対し、学校での銃撃事件に対処するため、教職員らに銃を持たせるべきだ、との主張を変えていません。

テキサス州サンタフェの高校で銃乱射事件・殺害機会が平等な国アメリカ

テキサスの大学院生・宮島 謙二さんのツイートを目にしたときに、カースン・マッカラーズが100年近く前の、30年代のニューヨークに感じた驚怖を思い起こしました。
田舎からピアニストを目指して上京してきたのっぽの少女は、大都会の怖ろしさに耐えかね、毎日のようにメーシー・デパートの電話ボックスに入り込んで何時間も読書に耽った、という逸話です。
ニューヨークに住んでいるよりも、海軍にいる方が死亡率が低いことから、海軍の志願者が増えたなどと、米国からは面白すぎるエピソードが数々伝わってきます。
合理主義的に生きられなければ、落ちこぼれ扱いされるという国情が豊富な喜劇の供給源になっています。
しかし、へなちょこでも銃さえ持てば対等に戦える、理想的な平等国家というのは、喜劇なのか?悲劇なのか?見つめ直してもいいでしょう。
マッカラーズが電話ボックスのガラス越しに見た、資本主義と合理主義の銃弾が飛び交う都会の喧噪は、現代アメリカの若者が直面している現実と近いものかも知れません。
マッカラーズはその後、故郷ジョージアに還り大作家への歩みを始めます。
アメリカの孤絶する若者の声に、耳を傾けなければなりませんね。

テキサス州サンタフェの高校で銃乱射事件に、ツイッター上にも真摯な投稿相次ぐ

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