逗子ストーカー殺人 住所漏洩の逗子市に110万円支払い命じる

住所漏洩の逗子市に110万円支払い命令

神奈川県逗子市で2012年11月に起きたストーカー殺人事件で、殺害された女性の住所を閲覧制限が掛けられているにもかかわらず、逗子市職員が漏らしたのはプライバシー侵害だとして、被害者の夫(47)が逗子市に1100万円の慰謝料などを求めた訴訟を起こしておりました。
15日、横浜地裁横須賀支部は、逗子市に110万円の支払いを命じました。

逗子ストーカー殺人 概要

現在のスト-カー規制法の強化の契機ともなった事件だけに、振り返ってみましょう。

12年11月6日午後3時頃、神奈川県逗子市のアパート庭先で「男性が首を吊っている」との通報が119番に寄せられます。
首を吊って死亡していた男性は元高校教師・小堤英統(40)、室内で血まみれの死体となって発見されたのはフリーデザイナー・三好梨絵(33)さんでした。

逗子ストーカー殺人 発端

2人は事件の8年前の04年に交際をはじめたましたが、その2年後三好さんの方から別れ話を切り出すと、小堤容疑者は逆上し「お前だけ幸せになるのは許さない」などというメールを複数回送りつけます。
そこで三好さんが最寄りの警察署に相談すると、いったんはメールが止みます。
08年、三好さんは別の男性と結婚し、逗子に転居します。

逗子ストーカー殺人 再びメールが

10年4月、三好さんは新婚生活をfacebookに投稿していたため、これを知った小堤容疑者から再び嫌がらせメールが届くようになります。
11年4月、メールの内容は次第にエスカレートし、「刺し殺す」などと脅迫メールが1日に80~100通も送られてくるようになります。
このとき三好さんは逗子市に対して、「住所等の閲覧制限」を申請しています。

逗子ストーカー殺人 エスカレート

11年6月、被害届を受けた警察は脅迫容疑で小堤容疑者を逮捕。懲役1年・執行猶予3年の実刑判決が下されます。
しかしこのとき、逮捕状を執行するにあたって、記載された三好さんの結婚後の名字や転居先などを警察官が読み上げていたことが、後の凶行につながったことも否めないのです。
12年3月下旬から4月上旬にかけて、三好さんのもとには1000通を超える嫌がらせメールが送られてきます。
その後はメ-ルが途絶えたことから、警察とも相談の上、静観していました。
その間も小堤容疑者は「Yahoo!知恵袋」で、三好さんの住居周辺の情報を執拗に集めていました
事件直前の11月には、探偵事務所に三好さんの住所を調べてほしいと依頼をしています。

ストーカー規制法強化

「桶川ストーカー事件」の教訓が全く生かされていない警察・行政の対応に世間一般が唖然とさせられた事件でした。
逗子という温暖で、古くからの住民はみな顔見知りという、平和ボケの典型的な地域性も災いして、三重四重の人災が重なっての悲劇に、怒りに震えた方も多かったことと思います。
しかし、この事件の教訓だけは確実に生かされています。
これまでストーカーの存在など他人事で、見えない存在だったストーカーが少しずつでも顕在化されてきています。
日に数件のメール、無言電話でも相談に応じてもらえます。
興信所などに対策を講じると、日に数万円の高額な費用がかかりますので、まず警察に相談するしかないのが現実です。
またこの事件では、実名SNS、「Yahoo!知恵袋」が悪用されたのに強いショックを受けました。
ストーカーはなくなりません。
現在の情報化社会は我々が望んで手に入れたものですから、その夾雑物からは自分で身を守るしかありません。
行政や警察が夾雑物に手を貸すことだけは、やめてもらいたいものです。

Twitter上にも、激しい怒りが
スマイリー菊地さんの被害実話も

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