道路交通法改正へ、スマホ「ながら運転」厳罰化へ。高齢ドライバー対策も

スマホ「ながら運転」厳罰化へ

政府は道路交通法改正し、「ながら運転」の厳罰化に乗り出すことを表明しました。
スマートフォンの普及に伴い、画面を熟視・操作しつつ運転する「ながら運転」による事故が、大きく増加しているためです。携帯電話使用などが原因の交通事故件数は23年は1557件でしたが、28年には2628件と大きく数を増やしております。
道路交通法の改正法案は、早ければ22日召集の通常国会に提出されます。

スマホ「ながら運転」厳罰化の内容

・携帯電話などを操作するながら運転で交通の危険を生じさせた場合の罰則について、
現状の「3月以下の懲役または5万円以下の罰金」から
「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」に引き上げられます。

・直接交通の危険を生じない場合でも、ながら運転と認められた場合は
現状の「5万円以下の罰金」から
「6月以下の懲役または10万円以下の罰金」と、罰則が強化されます。

高齢ドライバーの事故対策も

今回の改正案では、高齢ドライバーの安全運転対策にも取り組んでおります。
交通死亡事故のうち75歳以上の運転者が占める比率は、平成18年には7・4%だったものが、28年には13・5%へと急増しております。この現状を踏まえ、都道府県公安委員会が本人や家族らからの相談に対し情報提供や助言、指導を行う「安全運転相談」を新たに明記し、相談の機会を広めていく構えです。

識者の評価は?

概ね、「ながら運転」の罰則強化を評価する向きが優勢です。
民間の事故調査会社「日本交通事故調査機構」の佐々木尋貴代表は、
罰則強化のみでは順法意識の低い運転手の行動を変えるのは難しい」と指摘し、その上で
教育機関と連携して小中学生のうちから『ながら運転』の危険性を伝えたり、大人でも会社や家族の間で声をかけあったりすることが重要
と強調しています。

「ポケモンGO」ながら運転による死亡事故と刑罰

16年の8月から11月の間に集中した、運転中の「ポケモンGO」による死亡事故をまとめてみました。

・16年8月23日、徳島市方上町の県道を横断していた女性2人を跳ね一人を死亡させた、ポケモンGO中の39歳農業の男性。禁錮一年二か月

・16年9月12、京都府長岡京市、大型クレーン車を運転中にポケモンGO、ミニバイクの39歳の女性を死亡させた47歳の男性。禁固一年六か月(執行猶予五年)

・16年10月26日、愛知県一宮市、横断歩道を渡っていた小学4年の男の子をはねて死亡させた、ポケモンGO中の36歳の会社員。禁固三年。

・16年11月20日、相馬市中村、婚約者の目前で33歳の男性をポケモンGO中にひき逃げした解体工の男性38歳。懲役三年六か月。

その後は、一定の速度以上で移動中には操作ができなくなる機能が強化されたため、ながら運転による死亡事故は起こっていないようです。
しかし、遺族の目からすれば、ながら運転による事故はやはり刑が軽すぎるというのには納得せざるを得ません。

Twitterには、自転車にも適用してくれの声

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