ロス発の全日空機引き返すトラブル、成田行きに別便の客が乗る

全日空機に別航空機の客紛れ込むトラブル

アメリカのロサンゼルスから成田空港に向かっていた全日空機に別の便の客が乗っていたとして、離陸から8時間後にロサンゼルスに引き返すトラブルが発生していました。国土交通省と全日空が別の便の乗客が搭乗したこのトラブルの詳しい原因を調べています。

米ロサンゼルス発成田行きの全日空175便で26日、別便の乗客が紛れ込むトラブルが判明し、太平洋上で引き返しました。離陸から約8時間後にロサンゼルスに戻り、その後、改めて出発しました。米メディアが報じています。

トラブルが発生した全日空175便は208人の客を乗せ、12月26日午前11時半ごろ、アメリカのロサンゼルスを出発しました。全日空によりますと、約3時間後、空いているはずの席に座っていた客が別便の客であることに客室乗務員が気付いたため、安全上の規定により引き返したということです。

トラブルのきっかけとなる紛れ込んだ乗客は、20代のアメリカ人の男性で兄弟で搭乗していましたが、うち1人はユナイテッド航空便のチケットを持っていました。途中で乗員が間違いに気付き、保安上の手続きに従って引き返したそうです。

全日空は「フライト中に乗務員が、便を間違えて搭乗している乗客がいることに気付き、機長に報告した。航空会社の安全規定に従い、機長は出発空港に戻る決定を下し、その乗客を降ろした」と発表しています。

このトラブルが発生した飛行機は予定より半日以上遅れ、午前7時すぎに成田空港に到着しました。全日空は、なぜ別の便の客が搭乗できたかなどを調査しているとしたうえで、「乗客や関係者におわびする。再発防止に努めたい」とのコメントを出しています。

国土交通省と全日空はなぜ別の便の乗客が搭乗できるというトラブルが発生したのか、詳しい原因を調べています。

全日空は去年9月、福岡発羽田行きの便で定員より1人多い乗客が乗り込んで離陸しようとして出発をやり直すというトラブルを起こし、国土交通省から厳重注意を受けています。

夫の米歌手ジョン・レジェンドさんと共にこのトラブルの発生した便に搭乗していたモデルのクリッシー・テイゲンさんは、ツイッターで「なぜ1人の間違いで私たち全員がひどい目に遭わないといけないの」と投稿しています。

アメリカの地元テレビKTLAは、米連邦捜査局(FBI)がこの便の乗客らに話を聞いたと報じています。FBIは「密航者が搭乗した可能性がある」との報告を受けたとしていますが、これまでのところ逮捕者などは出ていないようです。

FBIからはこのトラブルについて、コメントが出ていないそうです。