アマゾンジャパンに措置命令 景品表示法違反(有利誤認) 二重価格表示 消費者庁

アマゾンジャパン 景品表示法違反(有利誤認)

27日、消費者庁はアマゾンジャパン(東京)が運営する「Amazon.co.jp」に対し、景品表示法違反(有利誤認)が認められるとして措置命令を出しました。

消費者庁によれば、Amazon.co.jpでは、商品の「販売価格」と併記して『参考価格』が表示されます。この『参考価格』が、「販売価格」を上回っており、『参考価格』に打ち消し線を引くことで、「販売価格」が安いかのように表示されていたということです。

『参考価格』には根拠がなく、メーカー希望小売価格よりも高いことから、割安感を煽る不当な二重価格表示にあたると判断するに至ったとしています。
これに対し、アマゾンジャパン広報本部は「措置命令は当社と見解の相違があるので、命令書の内容を慎重に検討して対応を決定する」としています。

具体的には、どのような商品が二重価格表示されていたのか?

消費者庁の調べで指摘されたのは、クリアホルダー3種類、ブレーキフ
ルード、甘酒の5商品です。

・ブレーキフルード(カー用品):メーカー希望小売価格は税抜き33
00円を『参考価格』4640円。

・甘酒:1本分の『参考価格』が6本分のメーカー希望小売価格

・クリアホルダーの『参考価格』は、商品管理のために便宜的に定設さ
れたたもので、消費者への提示を目的としていない、と弁明。

アマゾンジャパンは違反とされた商品以外にも「同様の問題がある可能
性は否定できない」と説明しています。

アマゾンジャパン一強の弊害

耳慣れなかったはずの「景品表示法違反(有利誤認)」という法律用語が、身近なものになりつつあります。「イオンの葬儀」でも指摘された、不当な割安感を見せかけることです。いずれも業界のトップ企業によって半ば慣習的に行われていたというのには驚きです。
アマゾンのヘビーユーザーに聞いてみました。

・どこの通販サイトでも二重価格表示は日常的に見かけるもので、何年も前からはびこっている

・詐欺業者から身を守るのは自己責任。

・今回のように具体的な価格の不正が指摘されることは非常に珍しい。良い方向に向かってくれれば。

・アマゾン一強になってからの信頼度の低下はひどいものだ。

アマゾンジャパンでは、今年の4月にも、激安の出品商品を申し込んでも、商品が送られてこない“Amazonマーケットプレイス詐欺”が多数発生しました。
またアマゾンジャパンは、税金を払っていないという誤解もついてまわります。

税金を払っていないのではなくて、法人税を払っていないだけで、消費税は納めています。
アマゾンジャパンが法人税を免れていられるのは、もちろん拠点が日本にないというのが大きいでしょうが、国益への賦与以上に、消費者への還元が大きいということを忘れてはいけないでしょう。

アマゾンの来航がなければ、出版・書店組合の主導で、蔵本検索をするのに会員登録1500円、送料1000円なんていうことが続いていたのかもしれません。

もはやそれなしの生活は考えられないほど、依存度を高めてしまったアマゾン。
功罪あまりにも大きなものがありますが、消費者への還元ということは、なおざりにしないでいただきたいものです。

落胆の声に混じって、消費者庁の笠原慎吾上席調査官のイケメンぶりも注目を集めています