公務中にキスなど不適切行為した福井・あわら市長、辞職

福井県あわら市の橋本達也市長(63歳)が、12月19日に開かれた市議会の委員会で辞職を表明しました。橋本市長は、公務中に市長室で知人女性にキスするなどの不適切な行為の責任を取って、辞職を表明することとなりました。

橋本市長は、2013年の公務中に市長室で、知人の女性にキスをしたり抱き着いたりするなど不適切な行為を繰り返していました。この不適切な行為を繰り返したことに対し、市議会からは辞職すべきという批判が相次ぎ、辞職勧告提出の動きも進んでいましたが、その直前に市長自ら身を引くこととなりました。

橋本市長は、前日の12月18日に市役所で記者会見し、不適切行為をした女性と女性の夫に対する恐喝未遂罪での刑事告訴を検討しており、同日あわら署に相談したと発表していました。

福井県警によると女性側も同署に相談し、強制わいせつ罪での告訴を検討しているそうです。

橋本市長は18日の会見で、女性や夫と今年8月15日に同市内で面会した際、5千万円の示談金を同月中に支払わなければ公表するなどと、示談書への署名を要求されたと説明していました。会見に同席した清水健史弁護士からは、高額な金銭を要求されたことは事実であり、恐喝ととらえていると述べています。女性側は面会をした3日後に、3千万円まで示談金の金額を下げましたが、橋本市長は支払っていませんでした。

また、18日の記者会見では、橋本市長は不適切行為は合意の上だったとの認識を説明していました。記者会見時点では、自身の進退について、辞職も含め熟慮中としていました。

清水弁護士からは、女性側は否定しているが、合意に基づいており、示談金が発生する余地はなく、夫への迷惑は認めるが要求額が過大すぎると話していました。

女性は新聞等での取材に対し、同意はなかったとした上で、金を支払わないと公にするとも言っていないと語っていました。女性も強制わいせつ罪での告訴を検討しているようです。この不適切行為の問題は、橋本市長が12月12日の会見で明らかにしていました。平成25年に、女性と同乗した車内で抱きつくなどしたほか、公務中に市長室でキスをするなどしたと説明していました。橋本市長は、女性の夫から抗議を受け、平成28年1月にわび状を渡したとしていました。

こうした橋下市長側が刑事告訴を検討していた中で、辞職を選ぶこととなりました。告訴を行うことに決めたかどうかまでは、議会に報告していません。

橋本市長は市議などを経て、平成19年の市長選に初当選し、3期目でした。