川崎・横浜で大学生・中学生、自転車スマホによる死亡事故発生 いずれも出会い頭の正面衝突

もはやありふれた日常の一コマとなってしまった感のある自転車スマホ。
誰もが一度や二度は、ヒヤリとさせられたことがあるのではないでしょうか?
いつかはこんなことが起こるとのでは?と危惧されていた事故が続発してしました。

7日、川崎区麻生区
電動自転車の女子大学生(20)と歩道を歩いていた女性(77)が衝突、歩行者が死亡しました。
事故が起こったのは、午後3時過ぎの小田急線新百合ケ丘駅近くの市道でした。

遊歩道から市道に出ようと女子学生が電動自転車を発進させたところ、歩道を歩いていた女性に正面衝突しました。女性は転倒の衝撃で頭を強く打ち病院に搬送されましたが、2日後の9日午前に死亡が確認されました。

事故当時、女子学生は運転中にスマホを操作しながら、左耳にイヤホン、左手にスマホ、さらには右手に飲み物を持っていました。
電動自転車は、発進時の加速が大きいので危険です。
女子学生は「ぶつかるまで気付かなかった」と話しているそうです。

12日、横浜市鶴見区
午後6時すぎ、川沿いの遊歩道で、マウンテンバイクに乗った中学3年生の少年が歩行中の女性(79)と正面衝突しました。女性は病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。
事故現場は見通しのよい直線道路でしたが、街灯は少なく暗かったものの少年の自転車はライトをつけていたということです。
後日の少年の供述から、走行中にスマホを操作していたということが判明しました。

この2つの事故は驚くほど似通っています。
加害者が就学生であり、被害者が高齢女性であるとともに、四者四様に咄嗟の判断力に欠けていたということです。

加害者側には、どうせ相手がよけてくれるだろうという過信があったのかもしれません。
被害者側にも、加齢のため程度の差こそあれ反射神経が低化していたことは否めないでしょう。

教室や家庭に蔓延する同調圧力から解放された時ぐらい、自分の世界に没頭していたいのでしょうか?
周囲がまったく視界に入っていないというのは、驚くべき事態です。
もはや歩道といえども、弱者優先の安全な歩行路ではなくサバイバルの場と思った方がいいのかもしれません。

自分の身は自分で守れといったところで、スマホ片手に突進してくる自転車には、コンビニに突入してくる自動車と同様で、身を守る術がありません。
コンビニに追突する車の事故

自転車スマホの事故は、意外なほどに多く報告されています。
2011年から15年の間に事故が800件、死亡例も4件報告されているということです。

スマホのマナー教育、自転車の教習・保険も、もちろん必要になってくるでしょう。
それ以前に、自分の周囲に目を配る、最低限の行動本能を再確認するだけで、多くの事故は防止できるはずなのです。

自転車とはいえども、侮るなかれ、「走る凶器」なのです。
それが証拠にリッパな額の賠償請求がやって来ます。