新潟県で夫婦殺害事件 顔見知りの犯行か 

新潟県新発田市で無職の安藤寅男さん79歳と、その妻の澄子さん74歳が寝室で倒れ亡くなっているのが発見され1週間たちました。
新潟県警捜査本部は、事件現場の状況や痕跡から顔見知りの犯行の可能性があるとして、約140人の警察官を使って捜査を進めています。

新潟県警によると、この事件の第1発見者は長男の40代の妻と10代の孫でした。普段早起きしてくる寅男さんと澄子さんが起きてこなかったため、12月4日朝7時ごろ1階の寝室に様子を見に行きました。

孫である娘はすぐに別居中の長男に連絡を入れ、妻が警察に通報しています。警察が現場に到着したすぐ後に、長男も現場に駆けつけました。
寅男さんと澄子さんは、ベッドの上で額からたくさん血を流している状態で発見されています。警察に連絡した長男の妻は県警の調べに対して「寝ているときに何か物音がした」と話しているようです。

捜査の関係者によると、殺害された2人は鈍器で強く殴られて殺害されており、ほぼ即死状態だったそうです。2人が発見されたときは、玄関の鍵はかかっていませんでした。
寅男さんが寝る前に施錠して、澄子さんが朝起きて鍵を開けるのが日課だったそうです。カギをこじ開けた様子もなく、部屋の中も荒らされた形跡がないため、警察は殺害された2人が強い恨みを持つ人物に殺害されたとみて、捜査をしています。

近所に住む安藤さんの親せきは「本当に痛ましい、やるせない思いでいっぱい。早く解決してほしい。住みよいまち日本一を目指しているのであってはならない事件だ」と語っています。

市によると、殺害された寅男さんは2010年に市の「まちづくり善行賞」を受賞していました。寅男さんは、平成18年ごろから約5年間にわたり孫娘が登校する小学校近くの交差点で毎朝、児童に対して、交通安全指導や挨拶などを続けていました。地域安全に貢献しています。
それだけでなく、近くの公園でゴミ拾いのボランティアも行っていました。