米海兵意識不明 危険承知で日本人救出 沖縄県

12月1日の朝、沖縄県沖縄市で車6台が絡む事故が起きました。幸いなことに死亡者は出なかったものの、自己に巻き込まれた車の中から日本人を救出した沖縄在中のアメリカ海兵隊曹長が後続車にはねられ、意識不明の重体となっています。
アメリカ海兵隊の規範である「誰も置き去りにしない」を守り、危険なのを承知でこれを貫いた、アメリカ海兵の勇敢ある行動でした。

この勇敢な行動に対して、県内外から称賛の声や早い復帰を願う声が多く上がっています。しかし、アメリカ軍に嫌悪感を抱いている沖縄メディアは冷淡なもので、この1件に関して触れようとはしないようです。

沖縄の地元2紙のうちの「沖縄タイムス」は、事故のことを次のように書いています。
「12月1日の午前5時前に、沖縄市知花の沖縄自動車道で車両6台が絡む事故がありました。沖縄県警によると米海兵隊の男性曹長44歳が本島中部の病院に搬送されたが、意識不明の重体になっています。事故の影響で、沖縄南インターチェンジから沖縄北インターチェンジまでの北向き車線が6時間以上通行止めになり、12キロの渋滞が起こりました。」

「県警交通機動隊によると軽自動車と乗用車の玉突き事故が発生し、軽自動車が横転しました。事故に気付いて停車した別の車に、米海兵隊曹長の車が接触しています。曹長が路肩に車を置いて、道路に出たところハンセン所属の男性二等軍曹の車にはねられました。横転した車の男性は軽傷だったようです」
このように記事を書いており、日本人を救ったという果敢な行動のことには一切触れていません。

この勇敢な行動にここら打たれた人ももちろんいます。沖縄市の会社員、富原夕貴さん23歳はフェイスブックなどを使って、米海兵隊の果敢な行動に感謝の気持ちと早期回復の想いを伝えようと呼びかけました。すると、アメリカ人を含む50人ほどが集まり、それぞれTシャツに思いを書き込みました。
「日本人を助けてくれてありがとう」「あなたは真のヒーローです」「あきらめないで」「がんばって!!祈ってます」「あなたは我々の良き友です」など多くの言葉が寄せられています。

富原さんは、このシャツと千羽鶴をアメリカの治療施設で治療している曹長のトルヒーヨさんと、妻のマリアさん、3人の子どもに届ける予定です。
勇敢な行動をしたトルヒーヨさんが早く回復してくれればいいですね。