猫虐待事件の初公判 最初は駆除目的 復讐と虐待動画が目的に

猫を虐待し殺傷したとして、動物愛護法違反で逮捕された元税理士の大矢被告の初公判が東京地裁で、開かれました。
傍聴券の抽選に並んだ、母親と中学生は「生まれたときから猫と一緒に育ってきたので、被害に遭った猫とうちの猫がだぶってしまって」と涙を浮かべました。

今年の8月に猫9匹の殺害と4匹の重症が発覚すると、その残虐性と怒り、同じ犯行を防ぐために「大矢被告に懲役刑を」と厳罰を求める声が殺到し、21万筆以上の署名が集まりました。
起訴状によると、大矢被告は2016年3月から2017年4月までに自宅周辺で猫を捕獲し、檻に閉じ込めて熱湯をかけたり、ガスバーナーであぶるなどして虐待し、9匹を殺害、4匹に重傷を負わせる行為を動画にアップしています。動物愛護法違反で逮捕された被告は、起訴状を認めているようです。

被告は警察の調べに対して「猫を駆除していた。猫の糞や尿の被害を駆除したかったのが事実だが、いつしか動画を挙げることが目的になっていた」と話しています。

大矢被告がこの犯行に及んだ発端は、2年前になります。「2015年4月に、さいたま市見沼区に引っ越してきました。その家に住み始めてから野良猫の糞や尿、飼っていたメダカや金魚が殺される被害にあいました」と話、被害がひどくなった夏ごろから、猫への対策を考える一方で、残虐な虐待の動画を毎日のように見ていたそうです。

2016年2月に手を噛まれたことで、猫への嫌悪感はますます増えていきます。
大矢被告は「完治にも時間がかかり、仕事にも影響がでました。猫への憎しみや恨みを覚えました」と話、事件現場の自宅でも「猫の糞尿被害などがあった」と供述しています。

また被告は「当初は捕まえて放そうかと思っていた。しかし、また戻ってくる可能性や次の土地で被害が出るかもしれないと考え、殺すしかないと思った」と語り、そこから13匹の猫が被害に遭う、悲劇が始まりました。

判決は12月12日に言い渡されますが、動物関係の法律に詳しい弁護士は「被告は初犯、実刑の可能性は低い。執行猶予がつくということは、次何かすれば、刑が加算されることになるし、悪いことはできないとくさりをつけることができる」と話しています。
この事件が、社会や猫を飼っている家族に与えた影響は、計り知れません。


コメントをどうぞ

お名前欄が空欄だと匿名になります。
コメントは承認後の公開となります。