元米軍所属の男 沖縄女性殺害で無期懲役 

沖縄県うるま市の当時20歳の会社員女性が、2016年4月に殺害された事件で、殺人や強制性交等致死罪などで逮捕された元アメリカ海兵隊員のケネフ・フランクリン・シンザト33歳の裁判がありました。
裁判員裁判の判決公判で、那覇地裁の柴田裁判長は12月1日に検察の求刑通り無期懲役の判決を言い渡しています。

起訴状によれば、2016年4月28日の夜10時ごろに、沖縄県うるま市で当時20歳の女性会社員の頭を棒で殴り、首を絞めたのち、刃物で首付近を何度か刺して性的暴行を加えようとしました。
しかし、性的暴行の目的は果たせず、一連の犯行によって殺害したとみられています。

裁判員裁判では、被告の弁護士側から強姦致死と死体遺棄の罪は認めたが、殺人についてはケネフ・フランクリン・シンザト被告は「強姦目的で気絶させようと暴行した過程で死亡してしまった。殺害するつもりはなかった」と無罪を主張しました。
ケネフ・フランクリン・シンザト被告は、被告人質問で黙秘を貫きました。

このほかにも沖縄県ではアメリカ兵による不祥事が多く起きています。
記憶に新しいものは、那覇市でお酒を飲んで車を運転し、衝突事故を起こして男性を死亡させた事件です。
この事件では、沖縄県議会が11月28日に抗議決議と意見書を可決しました。

可決したことで、米軍海兵が事件や事故を起こした場合、アメリカ軍司令官やその上司の更迭を求めるという内容になりました。
沖縄県議会は、「県民の尊い命が失われたことは極めて遺憾」とアメリカ海兵の不祥事について強く批判しました。

米軍の絡む事件・事故が繰り返されることに対して、沖縄県議会は「アメリカ軍における再発防止の取り組みは全然機能していないと言わざるえない」と不信感でいっぱいです。
この決議案と意見書は海兵隊の移転や、上司の更迭のほか、遺族への謝罪や保障などが盛り込まれ、日米両政府と米軍に送られました。

沖縄では、米兵による不祥事が後を絶ちません。
沖縄県民の不安がなくなるように、両政府の対策が求められます。
米軍海兵隊の中でも再発防止策をしっかりと徹底して、犯罪行為が起きないように努めてもらいたいと思います。


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