北朝鮮からの脱北者 韓国での救出劇 体内から寄生虫、激しい仲間の銃撃 北朝鮮の実態はいかに

韓国政府によると、保護された北朝鮮の兵士は13日に共同警備区域の韓国側に入りました。
北朝鮮の兵士は乗ってきた車が動かなくなると、そこから降りて走って韓国側の領地に入ったといいます。
保護された兵士は、北朝鮮兵に追跡されていて40発以上発砲され、そのうち5発が体にあたっていたそうです。枯葉に埋もれていたところを韓国軍に発見され保護されました。

韓国当局の人の話では、北朝鮮の兵士が意識を取り戻し回復に向かっていてテレビを見たいと希望があったため、韓国の映画を見せているようです。
北朝鮮兵士を治療した韓国の医者たちは、兵士の体の中に大量の寄生虫がいたということが17日にわかっています。
担当の医者は「医者を20年やっているが、このような状態はみたことがない」と驚いていました。兵士の体の中から摘出された回虫の中には、27cmにもなる巨大な寄生虫もいたとのことです。

兵士の胃袋から発見された寄生虫やトウモロコシの芯は、今までの脱北者や北朝鮮を専門とする人たちが話してきた北朝鮮の食料と、衛生事情を裏付ける要因となると専門家は話しています。
ソウル大学医学部の教授は「北朝鮮の健康事情を示す数字はないが、医療の専門家は寄生虫の感染や、深刻な健康問題が国内で広がっている」と話しています。

私たちからすれば、兵士の状態は異常だと感じることが多いが、専門家は「北朝鮮の衛星や寄生虫のことを考えれば、驚くことではない」と言っています。
この脱北した兵士の体の中が北朝鮮という国の全体を表しているとは限らないが、国からエリート任務を与えられた兵士として平均的な市民と同じ食料が与えられていたことがわかっています。

北朝鮮の寄生虫の問題は「下肥」と呼ばれている、人の便を使って作物を作っていることが関係しているとみられています。
昔は化学肥料が国から支給されていたものの、1990年代には支給できなくなり、農家はたくさんの下肥を使い始めたそうです。
寄生虫の可能性があるにも関わらず、下肥での栽培が続けられています。

北朝鮮の主要穀物はトウモロコシで米の次に人気の食べ物です。
現在北朝鮮は、核開発などに資金をかけているため人々の暮らしは苦しいかと言ったら、きちんと米や穀物が生産されているようです。
しかし、人間に必要な栄養素が欠けていることに違いはありません。


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