テレビ番組アンビリーバボーでも取り上げられたこともある大分県別府市三億円保険金殺人事件から今日で43年。あの事件は今?

事の始まりは、43年前の1974年11月17日の夜に大分県別府市で海に落ちた車から当時47歳の男が救助されたことから始まりました。
その車にはその男を含め子供二人とその妻が乗っていましたが男以外は全員溺死しています。
亡くなった三人には多額の保険金が掛けられており、警察は保険金が目的の殺人事件ではないかと捜査を始めました。
12月11日男はワイドショー番組に出て自分が加害者でないことを否定しましたが、その直後に逮捕された事件です。

当時は日曜日ということで夜釣りをする人が、複数名事件の様子を目撃しているようです。
その人たちの証言によると、午後10時ごろ道路を走っていた車が海面へ落下しました。
落ちた車から男が「たすけてくれ」と叫んだそうです。
夜釣りをしていた人たちは、懐中電灯を照らし男を確認してから救助をしました。

その1時間半後転落した車が海から引き上げられました。
車の中に男の妻と長女、小学5年生の次女が溺死している状態で発見されています。

病院に運ばれた男は、「事故直前、娘二人は後部座席で眠っており、私も助手席でうとうとしてた。車が海へ飛び込んだ瞬間妻が『アーッッ!』と声を上げ目を開けた時にはもう海の中だった」と話しています。
あくまで、事故であったことを男は強く証言していました。

ワイドショーへの出演時、堂々とスタジオの椅子に座る様子が映されています。
番組の冒頭は、コメンテーターによる質問に対し落ち着いた様子で笑顔も見せながら丁寧に受け答えしていたが、目撃者の話と違う部分があるとつっこまれると、顔を赤くして怒りをあらわにし番組途中で席を立ちました。
その後記者会見に応じ逮捕状が出ていると知らされても顔色を変えませんでした。
ワイドショー番組出演後、テレビ局裏門前で逮捕されています。

この事件の裁判での大きな争論点は男が本当に助手席へ座っていたのかということにあります。
また、この事件で男が無罪判決を受ければ三億円という莫大な保険金が手に入る、しかし有罪になれば、三人を殺したことになるので死刑は免れないとされていました。
まさに天国と地獄の大事件と言われています。
結果、様々な状況証拠や車転落実験から男は死刑判決を言い渡されました。

服役中に体調を崩し医療刑務所へ移監されていましたが、61歳で病死しました。
この事件の全貌をかいた作家がいます。
『別府三億円保険金殺人事件』佐木隆三著
その作家に向けて「罪滅ぼしだと思って金を送れ」等の手紙を送っていたことが明らかになりました。

男の死亡により最高裁判所は控訴を棄却しました。
よって真相は解明されることなく迷宮入りし度々テレビで取り上げられています。


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