中央道土砂崩れ 原因は窯業原料の流出?丸釜釜戸陶料の敷地から原料が流出した可能性が浮上

中央道土砂崩れ 原因は窯業原料の流出?丸釜釜戸陶料の敷地から原料が流出した可能性が浮上

岐阜県瑞浪市釜戸町の中央自動車道(中央道)の本線上に粘土質の土が大量に流れ込んだ土砂崩れが起き、恵那IC~瑞浪IC間の上下線が約34時間にわたって通行止めとなった災害で、現場の真上に工場がある窯業原料のメーカー「丸釜釜戸陶料」が所有する土地から窯業原料が流れ込んだ可能性が高いと判明しました。岐阜県が立ち入り調査を行なう方針を固めた。

岐阜県は既に中央道とは別方向にある川に丸釜釜戸陶料の敷地から窯業原料入りの袋が流出したことを確認しており、土砂崩れの現場にも流出した可能性があるとみて調べています。

※その後の調査で流出した土は産業廃棄物の汚泥と判断されました。

(8月21日午後10時頃に追記)

岐阜県瑞浪市の中央自動車道上り線で土砂崩れ 幅60メートルに土砂流入 車4台が巻き込まれる

2017.08.19

中央自動車道(中央道)で起きたこの土砂崩れは8月18日午後9時半頃、恵那ICと瑞浪IC間の上り線・北側斜面で発生。幅約60メートルにわたって粘土質の白い土砂が流入したもの。

この土砂崩れで700立方メートルの窯業原料が混ざった土が流れ込み、走行中の車7台が巻き込まれ7歳の子供から45歳の男女6人が重軽傷を負ったほか、土砂の撤去作業などで恵那ICと瑞浪IC間の上下線が34時間にわたって通行止めになるなど交通にも影響が出ました。

その後の調査で中央道の本線上に流れ込んだ白い粘土質の土砂には窯業原料が混ざっていたことが判明した上、土砂が流れ込んだ周辺に散乱していた樹脂製の袋には工場の社名が入っていた。

さらに、土砂崩れ現場の真上には窯業原料のメーカー「丸釜釜戸陶料」の工場があることから、この会社の敷地内から窯業原料が流出した可能性が高いとみて調査を開始。

県は21日午前、丸釜釜戸陶料の会長など同社幹部から原料入り袋の保管状況や保管量などを確認。午後から廃棄物処理法に基づいて立ち入り調査を行ないました。

調査の結果、中央道の真上にある工場から約300メートル離れた敷地内に不適正な状態で長期にわたって保管された産業廃棄物(汚泥)が流出して中央道の上り線に流れ込んだものと判断。少なくとも10年前から同様の保管状況だったとみられています。

立ち入り調査を行なった岐阜県は産業廃棄物を長期にわたって保管していた丸釜釜戸陶料に対して崩落を防ぐよう措置命令を出したということで、会社側は「県の指導に従って適切な対応を行っていく」とコメントしているということです。

また、中央道と別の方向にある工場近くの川にも窯業原料が入った1メートル四方の袋が落下して川の一部をせき止めた上、約500メートル離れた住宅街にも土砂が流れ込み住人が後片付けに追われるなどの被害が出ています。

中央道で起きた土砂崩れの原因は不適切に保管された産業廃棄物が大雨で流出したことが明らかとなりましたが、6人が重軽傷を追ったこの災害は人災によるものだった可能性が高くなった。

窯業原料を保管していた丸釜釜戸陶料の工場:岐阜県瑞浪市釜戸町 岐阜県瑞浪市釜戸町
(窯業原料を保管していた丸釜釜戸陶料の工場:岐阜県瑞浪市釜戸町 岐阜県瑞浪市釜戸町)

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