苛性ソーダ積載のタンカー「洋和丸」積荷の劇物は他の船に移す準備=東ソーはカセイソーダは密閉して積載と説明

苛性ソーダ積載のタンカー「洋和丸」積荷の劇物は他の船に移す準備=東ソーはカセイソーダは密閉して積載と説明

30日午前、山口県周南市の徳山下松港の沖合で劇物の苛性ソーダ(カセイソーダ)を450トン積載したケミカルタンカー「洋和丸」(199トン・全長約50m)が浸水し、動けなくなっている事故で、船体には目立った傷がないことがわかり、海上保安部と運航会社の大豊運輸は、流出の可能性があるカセイソーダを抜き取って別の船に移す準備などをしています。現場には潜水士や作業員らが慌ただしく作業を進めています。

この浸水事故は、9月30日午前10時45分すぎ、山口県周南市の徳山下松港にある総合化学メーカー「東ソー」の南陽事業所から約350メートルの沖合を航行していたケミカルタンカー「洋和丸」(199トン)の運航会社「大豊運輸」から浸水していると、徳山海上保安部に連絡があったもの。乗組員4人は既に避難しており無事が確認されています。

洋和丸は東ソー事業所を出港し、広島の江田島市に向かっている途中、約5分ほどで浸水したという。

午後5時現在、船体は約22度傾き、デッキの一部が浸水しているという。

徳山海上保安部の潜水士らが潜水調査などを行った結果、船体には目立った傷がないことがわかり、海上保安部は船内のトラブルでタンカーがバランスを失った可能性もあると見て事故の原因を調べるとともに、沈没の恐れがあることから巡視艇を出して現在も監視を続けている状態です。

海上保安部と運航会社は、タンカーから苛性ソーダを抜き取って別の船に移す準備を急ピッチで進めています。

積荷の苛性ソーダは石鹸などを作る際に使われるなど、様々な用途で使用されている化学物質。水に溶けると強いアルカリ性を示すが、洋和丸には密閉して積載されており、現在までに、海上への流出などは確認されていません。

30日午後5時時点の洋和丸の様子

午後5時現在の洋和丸の様子を撮影した写真です。
船体は約22度傾き、デッキの一部が浸水している様子が見てとれます。

午後5時時点の「洋和丸」の様子1
午後5時時点の「洋和丸」の様子2

「洋和丸」が浸水・錨泊している場所の地図

現場は山口県周南市・徳山下松港内にある総合化学メーカー「東ソー」南陽事業所の岸壁から約350メートル沖合の湾内。また、詳しい情報を海上保安庁が発表し、周辺を走行する船舶に注意を呼び掛けています。

【緊急情報】浸水船存在_徳山下松港

徳山下松港の黒髪島(山口県周南市)の北端から北方約700メートル(34-02.675N、131-44.648E)に浸水し傾斜しているケミカルタンカー(199トン)が錨泊しています。また、付近には警戒船等が作業しています。付近の船舶は注意してください。

洋和丸の浸水・錨泊位置図

以下は東ソー南陽事業所の場所と関連地図です。徳山下松港には化学メーカーが点在しています。

徳山下松港でケミカルタンカー「洋和丸」浸水、苛性ソーダ流出の可能性…Twitterの反応

山口県周南市の徳山下松港沖で動けなくなり、現在も浸水が進んでいるとみられる「洋和丸」に積まれている劇物「苛性ソーダ」の海上流出が心配されるとともに、船体が徐々に傾いていることなどから、依然として沈没する恐れもあります。

海上保安部と運航会社「大豊運輸」が苛性ソーダを別の船に移す作業を急いでいます。

苛性ソーダ積載のタンカー「洋和丸」積荷の劇物は他の船に移す準備=東ソーはカセイソーダは密閉して積載と説明

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