大口病院の連続殺人事件で新被害者 西川惣蔵さんの死因も中毒死と判明、犯人は関係者?内部告発にあったトラブル内容など

大口病院の入院患者殺人事件で新たな被害者判明 西川惣蔵さんの死因も中毒死と判明、連続殺人の可能性も…

今月20日、神奈川県横浜市の大口病院で、点滴に異物が混入され入院患者だった八巻信雄さん(88)が中毒死した殺人事件で、八巻さんと同じ4階の病室に入院していた2日前に亡くなった西川惣蔵さん(88)の死因も中毒死とわかり、連続殺人事件の可能性が浮上しています。

警察の調べで、殺害されたとみられる二人の点滴袋には界面活性剤が混入されており、点滴袋に混入されたのは殺菌作用が強く、消毒液に含まれるタイプの界面活性剤だったとみられています。

また、大口病院では事件が起きる前の今年4月頃から不審なトラブルが相次いでいたことが関係者の証言で明らかになっており、この男性は自身のTwitterアカウント上で、事件が起きる1カ月前の8月に様々なトラブルがあったことを内部告発し、横浜市にも複数回、メールで通報していた。

通報を受けた横浜市は警察には通報せず、大口病院への口頭注意で済ませたという、病院側も「エプロン切り裂き事件」「カルテ紛失」「看護師の飲み物への異物混入」など、様々な事態に対して対応していなかったことが明らかになった。

内部告発・通報した男性はテレビ局の取材に対し、過去のトラブルを告発した時点で横浜市や警察などが適切な対応を取っていれば事件は未然に防げたのではないか、と話しています。

この記事では、大口病院で八巻信雄さんと、西川惣蔵さんが殺害された連続殺人事件に関して、犯行に使われた点滴袋の形状や仕組み・今年4月から病院内で起きていた内部トラブル・犯人像や犯行時の状況などを記載しています。

大口病院 4階の8人部屋では過去一週間に3人が死亡し一部は毒物死の可能性…連続殺人事件か

2016.09.24

大口病院で殺人事件 88歳の入院患者の点滴に異物混入で中毒死、横浜市神奈川区大口通130

2016.09.23

大口病院殺人事件で二人目の被害者

横浜市の大口病院で今月20日、消毒剤に含まれる界面活性剤の成分が混入した点滴を受けた入院患者の八巻信雄さんが中毒死し殺害された殺人事件で、警察は、今月18日以降に死亡した他の入院患者3人の死因を詳しく調べていたが、八巻さんと同じ病室に入院していた西川惣蔵さんの死因が中毒死だったと判明した。他の2人については病死だったことがわかりました。

西川さんの遺体からも殺菌作用が強く、消毒液などに含まれる強いタイプの界面活性剤の成分が検出されており、投与されていた点滴の中に界面活性剤が注入され、殺害されたものとみて詳しく調べている。

司法解剖などの結果、新たに中毒死と分かった西川惣蔵さん(88)の妻が取材に対し、「殺されたとなると、病院を選んだ私の判断が悪かったのかと、悔やまれてなりません」といったコメントを出しています。

点滴袋の形状や仕組み

殺害された二人にも投与されていた点滴袋の形状・仕組みについても詳しいことがわかってきました。

点滴袋の上部にはプルタブが付いており、このプルタブを外して点滴セットを付ける。(プルタブを外したら二度と付かない形状)プルタブが付いている状態では注射針を使っての異物混入も難しい硬さで、今回の事件で起きた界面活性剤を点滴内に混入するには、プルタブを外す必要があります。

それを外すと合計4つの穴(中央に1つ、外側に3つ)があり、中央の穴は点滴の針を刺すために使用され、外側の3つの穴は薬液を注入する注射針用の穴だという。

また、中央の穴から異物が混入された場合、穴が開いていたという跡が形成されないため、薬剤に色が付いていない限りは混入を発見するのは困難だということがわかりました。

点滴袋の形状や仕組み

大口病院では今年4月からトラブル続発 横浜市に内部告発した人の話では…

プロ介護福祉士を名乗る方が横浜市に通報したとみられており、事件が起きる約1カ月前の今年8月の時点で自身のツイッター上に「看護師の飲み物に漂白剤らしきものが入っていた」「エプロン切り裂き事件」「カルテ紛失事件」など、大口病院で起きた一連の殺人事件が明るみに出る前から、内部事情を告発していました。

この男性はテレビ局の取材に対して、以下のように話していました。

・筆箱に注射針がたくさん刺さってた(針山のように)
これは事件が起きた4階ナースステーションの看護師の筆箱(ふでばこ)に多数の注射針が刺さっていたというもの。

・エプロン切り裂き事件
看護師が着るエプロンにハサミが入れられ、バラバラに切り裂かれていたという事件が起きていた話をしています。

・看護師の飲み物に漂白剤と思われる毒物が混入される事件
スタッフ(看護師)の飲み物に毒物が混入されており、本人が口に含んだら吐き出し、唇がただれる被害が起きていたという。この飲み物の匂いを嗅いだら酸性独特のツーンとする匂いがしたというもの。

内部告発・横浜市に通報した男性

以下、この男性と思われるツイッターアカウントが呟いた内容の一部です。

通報を受けた横浜市は、病院に事実確認をした上で、口頭で注意したものの、警察への連絡はなかったという。また、注意を受けた病院も詳しい調査を行わず、警察へも通報していなかったことが明らかになっています。

犯人とみられる人物はナースステーション内で点滴袋の中に界面活性剤を注射か?

入院患者が相次いで死亡した大口病院の4階病室では、点滴袋の保管場所は同じ4階のナースステーションで、17日の午前中から19日の夜まで、鍵をかけない状態で点滴袋を保管していたことが明らかになったうえ、ナースステーションに運ばれる前には外部の人間も出入り可能な場所に置いてあったテーブル上に点滴などの薬を広げ、準備していたというずさんな管理方法が指摘されている。

さらに、4階に保管されていた未開封の消毒液(界面活性剤入り)の一部から中身が抜かれたような跡があったことが新たにわかっている。

これらの犯人が行ったとみられる行為は病院内に防犯カメラが設置されていれば犯行の瞬間がわかったのですが、病院内に監視カメラはほとんど設置されておらず、事件が起きた4階のナースステーション付近を映すカメラもなかったようです。

今回の異物混入事件についてナースステーションに残されていた他の患者に投与する予定だった点滴袋にも異物が混入されている疑いがあることがわかっており、これらの残っていた点滴約50袋の中身をすべて警察が調べているが、詳しいことは調査中となっています。

神奈川県横浜市の大口病院で起きた殺人事件に関連して、病院内部で実際に起きていた数々のトラブルや最初に犠牲になった八巻さんと同じ病室で亡くなった西川さんの死因など、詳しい状況がわかってきました。

二人の死因は界面活性剤を混入されたことによる中毒死ということが明らかとなり、連続殺人事件の可能性も浮上するなか、犯人に関しての決定的な情報が出てきていません。
というのも、二人に投与されていた点滴袋の管理が杜撰(適当)だったことが挙げられ、現時点では病院関係者(医師や看護師)が犯行に及んだ可能性が高いとされている一方、誰が・どのタイミングで・何のために消毒液とみられる界面活性剤を混入したのか、大口病院内では今後も捜査も続く見通しです。

大口病院の入院患者殺人事件で新たな被害者判明 西川惣蔵さんの死因も中毒死と判明、連続殺人の可能性も…

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